初日を観に行ってからもう1ヶ月経つのですね。と言う事は、ラストまであと2ヶ月。当分先だと思ってましたが、あっという間に武道館を迎える事になるのでしょうな。
このツアーのセトリについてまだ書いてませんでした。というか、セトリの中心である12スマートの感想を書いていなかったので、アルバムの感想を書きつつセトリについてダラダラ書きます。
Give me 愛
おっさん得意の歌謡曲テイストが入った、ある種ここ数年の娘。王道曲。先輩メンバーの歌唱が堂に入ってて、安心して聴いてられます。タイトルもそうだけど、高橋ラストアルバム1曲目に相応しい曲。
シルバーの腕時計
レコーディング時に風邪気味だったのか知らないけど、田中の声がいつもより鼻に掛かったような感じで、逆に大人っぽくなってて良いです。鞘師はCDでは幼さが際立ってますが、最近スキルも身体も急成長してるのもあってか、ライブではそれほど違和感無く聴けました。あと、ラップ担当の新垣・光井が渋くて良いです。あれを自然に出来ちゃうのって、地味に結構凄いと思う。あと、おっさんが光井の声が好きなのが何となく分ります。
全然関係無いけど、鞘師パートの「夕立濡れたシャツ 駅に走った」が最初「夕立濡れた 札駅(サツエキ)に走った」と空耳してました。そんな北海道民です。
好きだな君が
道重と譜久村の曲ですが、道重の声のアクが強すぎて、ほとんど道重のソロみたいに聴こえます。振りは曲の割に激しいです。
ラジオでこの曲の話になった時、道重が「実は深い意味のある曲」と発言していて、深読みしすぎた自分は「この歌に出てくる女子は、実はダッ○○イフなんじゃないか」と割と真剣に思ってました。
なぜか分らんけど、見た目もかわいくない君の事が兎に角好きで、「従順」とか「やさしくね」とか「絶対会いに来て下さい」とかやたら受身で、サビでは「愛情たっぷりご褒美」「なんでも 言う事 聞いたげる」と、サービス満点。おまけに「ほらね 私 今日も 生まれたまま」ですよ。女子の細かい心情を描くのが得意なおっさんにしてはストレートな歌詞が多くて、加工されて機械的になった声が余計に「普通の女子ではない感情」を思わせます。でも流石に人形にシュウマイは作れないので、電影少女とかそっち系がしっくり来ます。
怪傑ポジティブA
伏兵。タイトルからして舐めてたけど、今ではアルバムの中で一番好きかも。ソロパートが全体的に多く、9期のソロも多いです。
個人的に、大サビでの生田の「明日になんて持ち込まない」の不安定さが好き。初日見た時に、一瞬歌うの忘れかけてたのはギャフンでしたけど。お前そこ数少ないソロパートだろと。
あと2番Bメロの「楽しまなきゃ損だと思わないかい」の所、誰と誰が歌ってるのか分らないけど、声の重なり方が絶妙で心地良いです。ツアーでは2番やらないので正解不明のままなんですが、高橋+道重のような気もします。でも何故かリンリンの声のようにも聴こえてしまいます。
今回、ダンスソロで魅せる曲はほぼ無かったのですが、この曲の間奏で先輩・9期・10期でそれぞれ分かれて踊る所は良かったです。この曲でそういう演出持ってくるかという意外性も含めて。
My Way〜女子校花道〜
初見の武道館ではいまいち引っ掛からなかったんですけど、CD聞いてからだと、ライブで映えるし悪くないです。佐藤と工藤がランドセル背負って出てきた時に会場盛り上がってましたけど、なんかそこで普通に盛り上がってしまうのもどうなんだろうと一瞬思ってしまいます。
乙女のタイミング
おっさんの「パパソング」最新版。入ったばかりの光井が「春 ビューティフル エブリデイ」を亀井と歌ってましたが、いつのまにか生田・鈴木を引っ張る立場になってる事に、時間の早さを感じます。
この曲も生田が良いです。もう今の時期にしか絶対出せないであろうギリギリな不安定さ。でも、声が前より自然に出せるようになってます。曲調のせいかもしれないけど、今までは変に気張って聞いてて疲れる声が多かったので。
OK YEAH!
武道館初見の中では一番好印象だった曲。トランス風な曲調で疾走感に酔いつつも、歌唱自体はしっかりあって聞きごたえもあり。あとやはり「Yeah Yeah Yeah Yeah×2」に尽きる。あれだけで曲全体が締まっています。
アルバム全体の感想としては突出した曲は無いけど、高橋ラスト・9期初参加のアルバムとして、バランスの取れた構成だと思います。メンバーで活躍が目立ったのは道重です。このアルバムでは普通に歌唱戦力として使われていて、歌自体も安定しています。新垣も抜けるとなると、レコーディングでコーラスとか任される事も増えるかもしれませんな。
その他セットリスト
まずやはり触れなければいけない道重・田中の「愛しく苦しいこの夜に」。年末のDSでやってるのをハロプロ！TIMEで見ていたので、そこまで驚きは無かったのですが、このタイミングで解禁というのは何か違うような気が。嘘でもいいから亀井が復帰するまで封印とか、勝手に思わせてくれといても良かった気もします。というか、2人でやったから微妙なのであって、Bメロからサビへの盛り上がりを考えても、全員でやってくれれば良かったのかもしれません。
新垣ソロの「笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜」は、他人の曲ですけど、本人が思い入れのある曲みたいなので、最後のツアーだし好きな曲歌わせてあげるのは許せます。そいやハロカバを丁度ライブ前に購入していて、八王子の帰りに新垣のこの曲が初めてイヤホンから流れてきたのはビックリでした。
新曲「恋愛ハンター」は色々と新しすぎて、まだ感想が出てきません。もう少し回数みたいです。ただ、嫌いな感じでは無かったです。9・10期入っても、かっこいい系の曲を出すというのも嬉しいですしね。
今回のライブは、全体的に高橋色の薄い曲が多かったです。ここ数年のシングル全然やりませんでしたからね。まぁ、小学生に「ちょいエロ」とか「濡れてるみたい」とか歌わせたら色々文句言われそうでもありますし。にしても、去年のシングルすらやらないのにはビックリでしたわ。「まじですかスカ！」あたりは当分定番曲にしても良いと思うんですがね。逆に「涙ッチ」はやりすぎな気もするけど、この曲と言えば新垣なので、今回ばかりはしょうがないです。
パートに関しては高橋の替わりは先輩メンバーばかりで、9・10期に関しては、正月ハロコンよりパートが少なかったんじゃなかろうか。ただ、新垣抜けたら流石にそうもいかないだろうし、今年の秋ツアーでは後輩にも沢山振られるでしょう。
八王子は最前で見たのもあって、帰ってからもテンションを維持したいと思い、会場で買ってきたDVDマガジン41を見たのですが、あまりの馬鹿馬鹿しさに何度か見返してしまった。いや、9期は笑いのセンスあるよ。ご存知鈴木や暴走生田だけじゃなく、譜久村・鞘師も割と思い切って出来ますからね。9期バスツアーのラーメンジャーも早く見なきゃ。
