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演劇女子部 ミュージカル「TRIANGLE -トライアングル-」

いい歳こいたオッサンがαとβ計4回見ても、毎回キュンキュンするぐらいの切ない恋のお話でした。好みとしてはもっと曲数多めで、メンバーの歌声を聴きたいというのはありますが、色んな制約等もある中で演者の魅力をよく引き出し、ハローだからこそ出来るファンタジーな世界をサンシャイン劇場に創っていたと思います。
昨年が凄かったのでどうしても比べてしまうんじゃないかという心配があったのですが、真反対をやったことで、リリウムの影を感じる事無く楽しめました。リリウムの時は行く度に雨が降ってたけど、今回はほとんど降らなかったのも舞台の内容を物語ってて印象的でした。
自分はα編を先に観たのですが、α単体でも話としては完成されてました。アサダやローズウッド関連が謎にはなるのですが、そこから色々想像するのも舞台の面白さだったりもしますし。その後に観たβ編は、αの答え合わせ要素もありつつ、全く知らない展開もあったりして一気に物語に幅が出ます。今回2パターンに分かれましたが、これを一つの舞台に纏めるとなると、時間的に難しいうえに、説明くさくなり過ぎるような気がします。脚本の力次第と言われればそれまでですが、2つに分けた事で説明の無いシーンの切なさがかえって倍増したりして、今回は良い方に作用してたように思います。
稽古期間もタイトだったようですが、初舞台のメンバー含めよくやったんじゃないですか。大阪商人がいい味出してた尾形、力強い発声に今後も大いに楽しみになった野中、奇跡のはまり役スワスワ牧野、小悪魔っぽさが初期道重を彷彿とさせた羽賀、きっと本人達にも忘れられない役となった事でしょう。
つばきファクトリー小片リサ。尾形春水と顔も似てれば名前も似てる彼女も初舞台らしいですが、石田の言う通り良い声だし、β編で一気にキーパーソンになるというのも面白かった。舞台経験豊富という研修生・高瀬くるみは前評判通りの実力で舞台を飛び回り、メイン級での演技を見てみたいと思ったし、劇女の2人も役を全うしてアルファ星の世界観を創りだしていました。
小田は相変わらずどこか影のある役がリアルだし、佐藤の場を一気に変える力は流石。譜久村と須藤の全体を包み込むパワーは、元々持ってるものでもあるけど、舞台を成り立たせる上で大きな存在。身長が高いというのも重要。
工藤は最早女子だという事を忘れてしまうほどで、女でも男でもない「工藤」という新しいジャンルが出来た気すらします。鞘師は低い声の方が出し易いみたいだし、男役に立候補しただけあって決まりまくってました。どれぐらい良かったかについては、ツイッターで「キリ中尉」で検索すれば自ずと分かるでしょう。石田も新たな挑戦でしたが、やはり演技の感が良いんでしょうな。姫という役柄上大きい動きとかは無いのですが、ちょっとした所作や台詞のアクセントとかでサクラを表現し切っていて、それゆえのクライマックスシーンの感動に繋がったのだと思います。
演出の吉田健氏は9期初舞台のリボーンもやってましたが(加入前の鞘師が出たファッショナブルも吉田健)、9期があまりにもダメで、当時冷戦状態だった新垣と田中が緊急ミーティングしたほどだった事を考えると、9期が一番上になって一座を引っ張るとか、そりゃ涙するのも頷けるってもんです。
今後もDVD発売や感謝祭もあるので、またα星に帰れるのは嬉しいですな。

モーニング娘。’15 鞘師里保バースデーイベント

鞘師のBDはこれが初めての参加。でもってディファに行くのも初めてでした。
春ツアーを前日に終えたばかりでかっこいい鞘師の余韻が残ってる中、それとは真逆の本人も認めるほどの素の状態を見せてくれて、ゆっくりほんわかな時間でした。鞘師が自ら指名したという鈴木がMCだったというのも、この雰囲気を作り出した大きな要因だったように思います。完全に安心しきってました。
面白かったのは、スタッフが撮り貯めていたプライベート映像からのクイズを本人に出すコーナー。ハワイツアーの裏側映像で、椅子で寝てる鞘師の口にポテトチップを突っ込んだら、鞘師はどうしたでしょうという問題があったのですが、自分も子供の時に姉に対して同じ事やったので、みんな考える事は同じなんだなと。ちなみに正解は、一瞬驚いて起きたけど、ポテトを口から外して手に持ったまま再度眠りに就くというウルトラCでした。
ライブでは、「DESTINY LOVE」や「自信持って 夢を持って 飛び立つから」といった安定のたかはしスターズっぷりも見せつつ、「ヤッタルチャン」ではじけたりと豊富なバリエーション。1曲初めて聴くのがあったのですが、真野ちゃんの「Glory days」でした。タイトルだけはなんとなく知ってたけど、こんなノリの良い曲だったんですね。最初聴いた印象だと℃-uteあたりの曲なのかと思った。ハロプロまだまだ知らない事ばかり。