「ありがとう」亀井絵里
てっきりライブ会場で買った卒業メモリアルかと思って再生したのですが、冒頭2分間亀井が寝てる姿がほぼ無音のまま只管映されるというあまりにマニアックな編集に「ちょっとおかしいぞ」と気付き、通販で買ったイメージDVDだとようやく理解しました。
その後イメージシーンが暫く続くのですが、よく照れずにやるなぁと勝手に感心してました。PVとかなら曲ありきだし勿論本業だし分るんですけど、こういう本来の仕事じゃない所でもしっかりこなせるようになってるんだなと。
インタビューでは入ってから今までの事を色々と語ってました。何度かこのブログにも書いてますが、ボケてるようでちゃんと考えてるし、それをしっかり言葉で伝える事が出来てます。メンバーからの信頼が厚かったのも頷けます。印象に残ったのは
「初めてステージに立った時にモーニング娘。の歴史と先輩メンバーに対するファンの思いが伝わり厳しさを知った。そしてこれからいっぱい努力をしないとファンの人が付いてこないから頑張ろうと思った」
と語った所ですね。デビューしていきなりSSAの360度客席に囲まれたステージに立たされ、緊張だけでいっぱいいっぱいになりそうなものですが、当時の亀井がそこまで冷静に考えてたというのは意外でした。ASAYANでこういう裏の部分が当たり前のように放送されてたのは4期までなので、なんか新鮮でしたね。
んで、このDVDで一番面白かったのが、最後におまけ的に入ってる映像なんですが、亀井がメンバー一人ずつに寝言でダメ出しをするというもの。これが間といいテンポといい完全に一つの芸になっていて、しかも亀井の言葉に妙に含蓄を感じて笑ってしまった。ちなみにダメ出しをまとめると
高橋:英語の前に日本語ちゃんとしろ
新垣:私を見習ってゆっくり行動しろ
道重:もっと私に優しくしろ
田中:寒い冗談やめろ
光井:何度も謝り過ぎ
ジュンジュン:いい年こいてかわいこぶるな
リンリン:そのままでいて
最後にオチまで用意してるのが良かったです。道重の毒とは全く異質で、なんか仙人の言葉的な重厚感がありました。これ考えた人ナイスです。